NO.004 木下典明 アリゾナレポートNO3 [ 2005/11/16 ]

フィッシャースポーツセンターで木下選手が取り組んでいるメニューを、
初めてジムで取材しました。

このジムはアメリカのジムにしては比較的小さく、とてもアットホームな雰囲気。
ラブラドールレトリバー2匹がジムで飼われていて、
いつもアスリート達に撫でてもらい可愛がられています。

今日木下選手はスプリント系を中心とした下半身メニューと、
バランス系の筋力トレーニングを重点的に取り組んでいた。
木下選手のフェニックスにおけるトレーニング課題は、持ち味であるスピードを最大限に
活かせるようになるための”うまく止まる技術”だという。 
トップスピードから突然止まったとき、バランスを崩さないため
足やコアをパワーアップさせるのだそうです。
重いものをたくさん挙げて筋トレするというトレーニングではなく、
いつでも体幹(コア)を意識しながら、行うという今主流となっているトレーニングばかりでした。

木下選手の練習を今回アメリカで初めて最初から最後まで見学したのですが、
なぜか、木下選手に生きるか死ぬかのような真剣さを感じなかったのが、
正直な感想だった。
能力は、黒人選手とも十分やっていけるものを持っているのに、
それをうまくコーチやトレーナーに表現できていないのだ。
それは、このジムのトレーナーの人たちも感じていたこと。

私もこれまで何度もNFLのサマーキャンプに取材に行ったが、
残れるか、残れないかボーダーラインぎりぎりにいる選手は何かが違った気がする。
でも、木下選手に情熱が全くないわけなのではない。
話を聞くと、心のうちには燃え滾るものをもっている。
でも、それを上手に表現できない選手だということが、取材を通じてわかってきた。

でも、いくらハートが熱くても、それではコーチに伝わらないし、
コーチに情熱が伝わらないとなかなかチャンスはくれない。
日本流の表現方法から、脱皮しないと海外では通用しないのかもしれない。

これから木下選手はいろんな思いをし、いろんな選手と出会い刺激を受け、
そして選手として成長していくのだと思う。
まだ、道のりはスタートしたばかり。 じっくり見ていきたい。

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近藤祐司 オフィシャル copyright (c) all right reserved ugk-sports.com