2008年MLB 実況後記

2008/9/18 WASナショナルズ VS NYメッツ


4連戦ゲーム3@ナショナルズパーク
(解説 スポーツジャーナリスト 出村義和さん)

メッツが9対7でナショナルズに辛くも逃げ切り、ワイルドカードレーストップの座をなんとか守った。

メッツ先発ブランドン・ナイト(32歳)は、キャリア2試合目の先発ゲームとなったこの試合で、プロ13年目にしてうれしいメジャー初勝利を手にした。

この日のピッチングは、5イニング、4安打、4四球、5三振、2失点という内容で先発として試合をつくり、大きなプレッシャーの中で仕事をした。

ナイトは、日本でもダイエー・ホークスや日本ハムファイターズでプレーした経験があり、ダイエー時代の2003年には阪神を破って日本シリーズ優勝も経験している。
その後、アメリカ独立リーグやドミニカウィンターリーグなどでもプレーし、今年デビュー以来、初めてメジャーに昇格した苦労人だ。

今年の北京オリンピックでは、アメリカ代表メンバーに選ばれ、決勝トーナメント出場のためには負けられないマストウィンだった台湾戦で先発を任され、勝利投手にもなった。
その大舞台での活躍が認められて、プレーオフをかけたメッツのこの大事な時期に先発を命じられ、見事、チャンスをものにしたのだ。

“どんな状況でも、諦めずに続けていれば、いつか必ずいいことが起こる” という希望を感じた、ブランドン・ナイトのメジャー初勝利試合だった。