2008年MLB 実況後記

2008/8/29 NYヤンキース VS BOSレッドソックス


3連戦ゲーム3@ヤンキースタジアム
(解説 ベースボールコントリビューター 上田龍さん)

ヤンキースタジアム、最後のレッドソックス戦。
代打で登場したジェイソン・ジアンビが、同点2ランとサヨナラヒットでヤンキースの全ての得点を叩き出し、レッドソックスに3対2でサヨナラ勝利を収めた。

この試合スタメンから外れていたジアンビは、2点ビハインドの7回裏にホセ・モリーナ捕手の代打で登場すると、レッドソックス2番手岡島秀樹からセンターバックスクリーンに飛び込む同点2ランを放って、先発マイク・ムシーナの負けを帳消しにした。
すると今度は同点の9回裏、一死満塁の場面で打席に立ち、マウンドに上ったばかりの4番手パペルボンからサヨナラヒットを放って勝利を演出した。

歴史あるヤンキーススタジアムでの最後のライバル対決というのに、ヤンキースは昨日もレッドソックスに敗れ 、
この試合もリードされる展開が続きスタジアムは静まり返っていたが、ジアンビの一発でスタンドは一気に活気を取り戻した。

だが、深刻なのは4番アレックス・ロドリゲスの極度のスランプ。
今日もチャンスで打てず、3三振を含む4打数ノーヒットに終わった。
ファンのブーイングも、日に日に大きくなっているようで、6回裏のチャンスの場面でフライアウトとなったときは、ダグアウトに戻ると珍しくバットをバットラックに何度もたたきつけ、フラストレーションを露にしていた。
 
いずれにせよ、ヤンキースが14年連続となるプレーオフに出場するには、Aロッドが爆発的な活躍は不可欠。
プレーオフ争いを盛り上げるためにも、Aロッドの一日も早いスランプ脱出を期待したい。 

ジアンビの活躍で、なんとかプレーオフ争いに首の皮一枚でつながったヤンキースは、明日から好調なトロント・ブルージェイスをホームに迎えて3連戦を戦う。

残り29試合で、ワイルドカード首位のレッドソックスとの差は6ゲーム。 

厳しい戦いを強いられることになるが、ヤンキースタジアムのラストイヤーにヤンキースはなんとしてもプレーオフ出場を決めたい。