2008年MLB 実況後記

2008/8/15 OAKアスレチックス VS TBレイズ


3連戦ゲーム3@マカフィーコロシアム
(解説 ベースボールコントリビューター 上田龍さん)

BJ・アップトンのタイムリーヒットで、ブラッド・ジーグラー投手の無失点記録がストップし、延長12回表にトニー・ペーニャが勝ち越しソロ弾を放ったレイズが7対6でアスレチックスを破って、シリーズ勝ち越しを決めた。

メジャーデビューから続いていた、ブラッド・ジーグラーの無失点イニングは39回イニングでストップしたが、1949年のアル・ベントン(インディアンズ)が樹立した、リリーバーとしての1シーズンのメジャー無失点記録には並んだ。

デビューからの無失点記録では、すでにメジャーレコード(25イニング)を101年ぶりに更新していたジーグラーだったが、この試合でキャリア初失点を喫したので、 ルーキー投手のメジャーリーグレコード(先発を含む)である41イニング無失点にはあと一歩及ばなかった。 

勝利したレイズは、主力のロンゴリアとクロフォードに続き、クローザーのパーシバルがバント守備の際に、再びハムストリングを痛め途中降板するというアクシデントがあった。
プレーオフに向けて一番大事な時期だけに、長引かないことを願いたい。

そんな中、この日最も活躍したのが、キャリア最多の4得点を記録したクリフ・フロイド。
ヒットは延長12回の一本だけだったが、それまでに4個の四球を選んで合計5度出塁し、勝利に大きく貢献した。
主力にけが人が増加している苦しい時期に、プレーオフ経験も豊富なベテランのフロイドの活躍は、レイズにとっては心強いものとなっただろう。

延長10回から、2回2/3イニングを1失点(自責0点)に抑えて好投した7番手ジェイソン・ハメル投手が勝利投手となり、今季4勝目(3敗)。
そして、8番手のトレバー・ミラー投手が12回裏2アウトから登板して最後のアウトを奪い、今季初セーブを記録した。

両チーム合わせて15人の投手を起用し、4時間半近くに及んだ持久戦は、いろんな場面に遭遇するエキサイティングな試合であった。