2008年MLB 実況後記

2008/8/14 FLAマーリンズ VS STLカージナルス


4連戦ゲーム3@ドルフィンスタジアム
(解説 スポーツジャーナリスト 出村義和さん)

先発ブランドン・ルーパーが7イニングを好投し、打っても、18安打を放ったセントルイスがマーリンズに6対4で勝利した。

この試合のMVPは、同点の7回表に勝ち越し2点タイムリーを放った控え捕手のジェイソン・ラルー。
ラルーのヒットはその一本だけだったが、6回にもアダム・ケネディーの犠牲フライをアシストする犠牲バントも決めて、しっかりとチームに貢献した。

6番サードで先発したトロイ・グラウスも初回にいきなり失点に結びつくエラーを犯したが、バットでは今季2度目となる4安打の活躍で守備のミスを取り戻した。

投げては、5年間在籍した古巣との対戦となったブランドン・ルーパーがマーリンズ打線を7イニング、4安打、2失点に抑えてしっかりと試合をつくり、味方の援護にも恵まれて今季11勝目をあげた。

そして、1点リードの8回表、カージナルス期待のルーキー、クリス・ペレスが1死2、3塁のピンチの場面で登場し、ウィリンガムを併殺打に仕留めてリードを保つと、9回裏のセーブ機会もそのまま続投して無失点に抑え、一昨日のゲーム1に続いての見事なキャリア3セーブ目をあげた。

今季メジャーで最もセーブ失敗が多く(27回)、現在クローザー不在となっているカージナルスにとっては、新星クリス・ペレスの成長は大きい。
怪我で離脱中のアダム・ウェインライト投手が戻ってくれば、ペレスはセットアッパーとして起用されることが予想される。

久しぶりのカージナルスの試合を担当したが、毎年のように新しい選手が活躍を見せて、終盤もペナントレースに残っている安定感には恐れ入る。
現在、中地区では7ゲーム差、ワイルドカードでは4ゲーム差で首位を追いかけている状況だが、このまま最後までプレーオフ争いに絡んでくるのは間違いなさそうだ。