2008年MLB 実況後記

2008/8/4 STLカージナルス VS PHIフィリーズ


3連戦ゲーム3@ブッシュスタジアム
(解説 ベースボールコントリビューター 上田龍さん)

シェイン・ビクトリーノが勝ち越し3ラン、最後はクローザーのブラッド・リッジが1打逆転のピンチを招きながらも1点リードを守り、フィリーズが5対4で勝利した。

カージナルスに序盤2点を先制されながらも、フィリーズは6回にチェース・アトリーのソロホームラン(28号)で1点差とすると、8回表にはパット・バールのタイムリーで同点に追いつき、続くビクトリーノの3ランショットで(10号)で一気に逆転した。

そして、フィリーズ2点リードの9回裏、セーブ失敗が今季一度もないリッジが登場。
リッジは9回裏の先頭バッター、トロイ・グラウスにソロ弾(19号)を浴びていきなり1点差とされ、その後、モリーナをフライアウトに打ち取って1アウトを奪うが、マイルスとアンキールに連続ヒット、続くシーザー・イズタリスにもデッドボールを与えて1アウト満塁のピンチを招いた。

だが、メジャー史上リリーバーとして最も奪三振率の高いブラッド・リッジは、続くスタビノワとマーサーから連続三振を奪ってなんとか1点のリードを守りきり、今季28セーブ目をあげた。
昨年(9/25)から続いている連続セーブ成功記録も31試合に伸ばし、球団記録をさらに更新した。

現在、チーム全体のホームラン数がメジャートップのフィリーズ(157本)は、この日もアトリーとビクトリーノがそれぞれ価値ある一発を放ち、チームの連続ホームラン試合も12試合に伸ばした。(合計21本)

一方、敗れはしたものの、今年大ブレイクしているカージナルスのライアン・ラドウィックは、このシリーズ4本目となる3試合連続弾(27号)を放った。

6年間在籍した古巣との対決となっている田口壮選手は、1点ビハインドの7回表2アウト1、2塁の場面で、このシリーズ2度目となる代打として登場したが、残念ながらショートゴロに倒れ、見せ場を作ることが出来なかった。

しかし、田口選手は打席に入る前、古巣のファンからスタンディングオベーションを受けていた。
カージナルスファンの胸には、田口選手のセントルイス時代の功績がしっかり刻みこまれているようだ。
心が温まるシーンであった。