2008年MLB 実況後記

2008/7/7 NYヤンキース VS BOSレッドソックス


4連戦ゲーム4@ヤンキースタジアム
(解説 MLBアナリスト アキ猪瀬さん)

故障者リストに入ったデーモンの代わりに先発したルーキーのブレット・ガードナーが、延長10回裏2アウト2塁の場面でクローザーのジョナサン・パペルボンからセンター前に抜けるヒットを放ち、ヤンキースが5対4でサヨナラ勝利をおさめた。

ヤンキースは昨日に続いての連勝で、ライバルレッドソックスとの4戦シリーズを2勝2敗のタイに戻した。

メジャーに昇格してわずか一週間しかたっていないルーキーのガードナーと、今年のオールスターにも選出された守護神ジョナサン・パペルボンの対決はとても見ごたえのある対決だった。

それまで、メジャーリーグで2本しかヒットを打ったことがないガードナーは、初対戦のパペルボンに96マイルのストレートで簡単に2ストライクに追い込まれるが、次の2球をファウル、その後2球のボールを見送り、そして再び96マイルのストレートをファウルし迎えた8球目、この打席初めてパペルボンが投じたスプリッターを執念でバットに当てセンターへはじき返した。 

ルーキーのガードナーは、フィールド上で大先輩のチームメイトのAロッド、ジーター、リベラに手荒く祝福され、「本当に信じられない。 生涯忘れられない思い出になった。」と試合後に記者に興奮して喜びを語ったという。

勝利投手となったマリアーノ・リベラ(3勝3敗、23セーブ)のピッチングも、この勝利には不可欠だった。

同点の9回に登場すると、リベラはいきなり先頭だったショーン・ケーシーにヒットを許し、犠打と投ゴロで2アウト3塁の場面で代打マニー・ラミレスを迎えるが、そのラミレスを三球三振に仕留め、結局、わずか6球で3つのアウトを奪った。

そして、10回表にもマウンドに上がったリベラは、1番から始まるレッドソックスの攻撃を今度は10球で3者凡退に抑え、ヤンキースに流れを呼びこんだ。

この試合でアレックス・ロドリゲスは、通算536号となる今季18号先制ソロアーチを2回に放ち、ミッキー・マントルと並んで通算本塁打数、歴代13位タイに浮上した

敗れたレッドソックスは、ロード10連戦を3勝7敗で終え、首位を走っているレイズとの差が5ゲームに広がってしまった。
明日からは、本拠地に戻ってツインズとの3連戦を戦う。

ヤンキースは明日はオフで、明後日から首位レイズをホームに迎えての2連戦。
ヤンキースが浮上するためには、ここでレイズに2連勝を決めたいところだ。