2008年MLB 実況後記

2008/6/17 SFジャイアンツ VS DETタイガース


インターリーグ3連戦ゲーム1@エンゼルスタジアム
(解説 スポーツジャーナリスト 出村義和さん)

カルロス・ベルトランのマルチホームラン、そして投げてはマイク・ぺルフレー投手が11先発試合ぶりに勝利投手となり、メッツが9対6で勝利。
これで、解任が秒読みと言われているランドルフ監督の首も、何とかつながった。

今季初めて交流戦での先発となったペルフレイは、6イニングを8安打、6失点、2四球という内容だったが、豊富なランサポートに恵まれて4月15日のナショナルズ戦以来となる今季3勝目。

今季初めて指名打者として先発したベルトランも、序盤の2打席連続ホームラン(キャリア23回目のマルチホームラン)でチームを勢いづけた。

前々回の登板まで、3試合連続のセーブ失敗で安定感を欠いていたビリー・ワグナー投手も、この日は3点リードの9回裏に登場してエンゼルスを無得点に抑え、2試合連続セーブとなる今季15セーブ目をあげた。

この日現地は、試合開始前からランドルフ監督の解任騒ぎばかりを注目していた。

試合は、メッツがなんとかエンゼルスの反撃を振り切って勝利したものの、5点差あったリードを投手交代のタイミングを誤り、7回に一時2点差に迫られる不安定な試合運びだったことを、出村義和さんも厳しく指摘されていた。
もし、エンゼルスが逆転にでも成功していれば、試合後にランドルフ監督解雇ということも大いにあり得た試合内容であった。

メッツ監督就任1年目の2005年、ランドルフ監督はチームを久しぶりの勝ち越しに導き、その翌年はワールドシリーズまであと一歩のところまで迫った。
しかし、昨年のラスト17試合で7ゲーム差をひっくり返されてフィリーズに逆転優勝を許してから歯車が大きく狂いはじめ、今季に至っては監督の解任騒ぎばかりがニュースになっている。 
このように選手の活躍以外のことが話題にあがるということは、チーム状態として危機的状況にあると言える。
このままでは、今後メッツが浮上してくる要素もあまりに乏しい気がする。

気の毒だが、ランドルフ監督を解任したほうが、メッツのためにはいいのかもしれない。