2008年MLB 実況後記

2008/5/29 KCロイヤルズ VS MINツインズ


3連戦ゲーム2@カウフマンスタジアム
(解説 スポーツ報知メジャー担当デスク 蛭間豊章さん)

ツインズが9回表に代打クレイグ・モンローの3ランなどで一挙5点を入れて同点、さらには10回表にジャスティン・モーノーが勝ち越しソロホームランを放ち、ロイヤルズに逆転勝利を収めた。

トレイ・ヒルマン監督率いるロイヤルズは、これで泥沼の10連敗。
5月19日のボストン戦で、ジョン・レスターにノーヒット・ノーランを喫してから完全にチーム状態がおかしくなっているようだ。

9回表にセーブシチュエーションになってからここまで、セーブ機会を全て成功させているクローザーのホアキン・ソーリア投手(10セーブ)に登板させず、ジョエル・ペラルタを続投させたヒルマン監督の采配にも疑問が残った。

ヒルマン監督はそのことについて、“昨日も延長戦を戦い、プルペンに使える投手がいなかった。”と試合後に語っていたという。

個人的には、昨日も延長戦で2イニング(32球)投げていたソーリア投手に連投させたくなければ、24日(トロント戦)から投げていなかった薮田投手にチャンスを与えてもらいたかった。 
だが、薮田投手は最後までブルペンで準備すらしていなかった。

そして、報じられたところによると、試合後のロッカールームでは、“取り扱い注意”のホセ・ギーエン選手が怒りを露にしていたという。
“このチームには子供が多すぎる。 やられてもどうとも思っていない選手が多すぎるんだ!”放送禁止用語を連発しながらレポーターにむかって不満をぶちまけたというのだ。

クラブハウスのフラストレーションが、ピークに近づいている兆候である。
だが、救いなのはギーエンもヒルマン監督を擁護していることだ。
“トレイ(ヒルマン)は一生懸命やっている。 彼ほど勝利を欲望している人はいない。
この状況は俺たち選手でなんとかしないといけない。”

10連敗で借金11となったロイヤルズ。
このままずるずるいってしまうのだろうか?

今、まさにヒルマン監督の指導力が問われている。