2008年MLB 実況後記

2008/5/21 FLAマーリンズ VS ARIダイヤモンドバックス


3連戦ゲーム1@ドルフィンズスタジアム(解説 大冨真一郎さん)

地区首位同士となった今日の対戦は、ホームのマーリンズが3対2のワンランゲームを制し、ダイヤモンドバックスに勝利した。

この日の先発は、キャリアで初めて今季開幕投手をつとめたマーク・ヘンドリクソン(マーリンズ)と、昨年シルバースラッガー賞を受賞し“打てる先発投手”としてすっかり定着したマイカ・オーウィングス。

マイカ・オーウィングスは、マーリンズ打線を7イニングを7安打、3失点に抑えるクオリティーピッチングを見せたが、得意のバッティングでは3打数3三振に終わり、今季2敗目を喫した。(5勝)

一方、元NBA選手だったマーク・ヘンドリクソンは、4安打、1失点という内容で、5回終了でマウンドを降りたが、その後4人のダイヤモンドバックス打線の反撃を1点に抑えたため、チームトップの6勝目(2敗)をあげた。

マーリンズの決勝点は、1点リードの6回表、先頭バッターとして14号ソロ弾を放ち、貴重な追加点をもたらしたダン・アグラ選手。

ルール5ドラフトで06年にマーリンズに指名されるまで、ダイヤモンドバックスのマイナーでくすぶってなかなか開花できなかった男が、古巣を相手に活躍する姿は、とても頼もしかった。

マーリンズには、それ以外にも目を見張る選手がいた。
1点リードの6回、2番手として登場した2年目のマット・リンドストローム投手は100マイルのストレートを武器に2番から始まったダイヤモンドバックスの攻撃を無失点に抑えた。

1点リードの8回表に、ワンアウト満塁の場面でマウンドに上がったクローザーのケビン・グレッグ投手のリリーフも圧巻だった。
8回のピンチを2者連続三振で難なく無失点で切り抜けると、9回もしっかり抑えるピッチングで今季8セーブ目を記録した。

強いチームには、必ずいいクローザーがいるものだが、マーリンズは、ケビン・グレッグ投手が急成長していて、勝てるゲームをここまで確実にものにしているところも強さの秘密だ。

というわけで、今日も勝ってナ・リーグ東地区トップの座を守ったマーリンズだが、果たしてこの強さは本物なのだろうか?

年俸総額がメジャー30球団でもっとも低く、いつものようにガラガラのスタンドを見ていると、マーリンズの強さがいつまで続くのかいまでも疑心暗鬼になってしまう。

ア・リーグでも、年俸総額ワースト2のタンパベイ・レイズが今季は依然、好調を維持している。

どうやら、今季はフロリダ州にフランチャイズを置くこの2チームが大きな旋風を巻き起こしそうである。