2007年MLB 実況後記

2007/10/16 CLEインディアンス VS BOSレッドソックス


ア・リーグ優勝決定シリーズゲーム3@ジェイコブスフィールド
(解説 福岡ソフトバンクホークス顧問 太田眞一さん)

またしても、日本人投手のプレーオフ初勝利はお預けとなってしまった。

“前回(エンゼルス戦)見つかった反省を、今回は活かしたい”と意気込みを語っていた松坂投手だったが、この日も前回同様5回途中で交代を告げられ、結局、6安打、2四球、4失点という内容で敗戦投手となり、
レッドソックスも4対2でインディアンズに敗退した。
試合後のフランコーナ監督は今日の松坂のピッチングについて、“調子自体は悪くなかったが、球数が多くなってしまった”とコメントした。

コメンテーターの太田さんも、放送の中でたびたび口にしていたが、今日の松坂投手は、ゴーマン球審の厳しいストライク判定にたびたび泣かされていた。
特にインコースの球を殆どストライクにとってもらえず、本当に制球に苦しんでいたいたようだった。
これも日本から来た大物ルーキー投手に対する、メジャーリーグの洗礼ということなのだろうか?

この試合のヒーローは、ケニー・ロフトン選手。
メジャー17年で11チームを渡り歩いている、俊足と堅守と経験がセールスポイントの40歳のベテラン外野手が、松坂から2ランホームランを放つと、ジェイコブスフィールドは一気にボルテージが上った。
そして、更なるホームの声援を受けたインディアンズが、最後まで試合の主導権を握り2点差でレッドソックスを振り切った。

勝利投手は、松坂と同じこの試合がプレーオフ2試合目の先発となった、シンカーボーラーのジェイク・ウェストブルック投手。
これがうれしいキャリアプレーオフ初勝利となった。(6回2/3イニング、7安打、3四球、2失点)

さぁ、これでインディアンズがシリーズを2勝1敗と勝ち越し、このままホームであと2勝してワールドシリーズ出場を手にする可能性も出てきた。
だが、周知のように、レッドソックスは04年のALCSで3連敗のあと4連勝をし、ワールドシリーズ出場を決める偉業を達成しているチーム、これくらいでパニックになるチームではない。

このシリーズが第7戦までもつれ込めば、松坂が再び、プレーオフ初勝利を目指してマウンドに上がる。 
その時は、もう失敗は許されない。