2007年MLB 実況後記

2007/9/21 ATLブレーブス VS MILブリュワーズ


4連戦ゲーム1@ターナーフィールド(解説 スポーツ報知MLBデスク 蛭間豊章さん)

04年以来、3年ぶりにメジャーへ昇格して先発したジェフ・ベネット(27歳)が、先発投手としてキャリア初勝利。
3対1でブルワーズを下したブレーブスは、連勝を今季最多タイとなる5に伸ばした。
また、1982年以来のプレーオフ出場を目指すブルワーズにとっては痛い黒星となり、首位カブスとの差は1.5ゲームに広がった。

ブルワーズ時代の2004シーズン、リリーバーとして60試合に登板、1勝5敗、防御率4.79という数字を残したジェフ・ベネットだったが、その後は不振が続いてマイナー生活を続け、昨年は肘の腱移植手術(トミー・ジョン手術)でシーズンを棒に振った。

しかし、今日は家族が見守るなか、古巣相手に5回2/3イニングを投げて、6安打、1失点、8三振という堂々のピッチングを見せ、メジャー初先発を勝利で飾った。

デビュー時代のスカウティングレポートによると、 当時は豪腕投手として鳴らしたようだが、昨年の肘の手術以降、緩急をつけるピッチングスタイルに変更したと語っているように、確かに円熟味を帯びたピッチングを見せていた。
この試合も序盤は縦に割れるカーブを決め球にしたが、ラインアップがだんだんアジャストしだすと、今度はシンカーを決め球にしてピンチをうまく凌いでいた。

オンエアー終了後現地の映像をしばらく見ていると、試合が終わって父親の表情になったベネット投手が、グランドでユニフォーム姿のまま5月に生まれた第一子のアリビアちゃんを抱いている姿が映し出されていた。

“子宝”と、昔の人はよく言ったものだ。
ベネット投手も子宝という新しいモチベーションを得て、いろんな経験することにより、精神的にも、人間的にも強くなって、3年ぶりの勝利が生まれたのだと思う。

優勝争いを真っ只中のブルワーズよりも、ベネットの初勝利ばかりが気になるナイスゲームでした。