2007年MLB 実況後記

2007/8/20 NYヤンキース VS DETタイガース


4連戦ゲーム4@ヤンキースタジアム(解説 ベースボールコントリビューター 上田龍さん)

ジーターの代わりに先発したウィルソン・ベティミットの4打点の活躍と、松井の3打点の活躍があったヤンキースが9対3で勝利し、このシリーズを3勝1敗で勝ち越した。
そしてこの日、レッドソックスがエンゼルスに敗れたため、ヤンキースはレッドソックスとのゲーム差を4に縮めた。

ヤンキースは、ジーターとジアンビがお休みをもらい、ショートには控えのベティミット、そして昨日連続試合安打が12でストップした松井がレフトではなくDHという布陣で戦い、その采配が見事に的中した。

最近先発機会が減り、シーズン後にトレードの噂が流れているジョニー・デーモンもレフトで先発出場し、同点の6回に放ったアッパーデッキへの勝ち越しソロ弾を含む3安打の活躍で勝利に貢献。

投げては、エース王建民がいつものようなシャープさはないものの、しっかり6イニングを投げて試合を作り、9安打、6三振、2四球、3失点という内容で14勝目をあげた。

今日のサプライズは、7回以降を投げたヤンキース2人のルーキーリリーバーの活躍。
ヤンキース1点リードの7回からマウンドに上がったジョバ・チェンパレン(21歳)は、ロジャー・クレメンスのような投球フォームで90マイル後半のストレートをびしびし決め、シェフィールド、オルドネス、ギーエンから二つの三振を奪い、中軸をパーフェクトに抑える圧巻の内容。

8回からマウンドに上がったエドワール・ラミレス(26歳)も、サークルチェンジをコーナーに決め8回を3者三振で終えると、点差の開いた9回もマウンドに上がり、パーフェクトに2イニングをリリーフした。

懸案だったブルペン投手に期待の若手が出現し、少し元気が無かったデーモンにも目の覚めるような一発。
そして伏兵のベティミットがクラッチな場面できっちり仕事をして勝利したヤンキースにとって、今後につながりそうな価値のある1勝となった。

ヤンキースは休みなしで西海岸に移動して、西地区首位のエンゼルスと明日から3連戦を戦ったあと、再びタイガースとデトロイトで4連戦を戦う。
厳しいスケジュールがまだまだ続くが、月末のレッドソックスとの直接対決までにさらにゲーム差をつめ、レッドソックスにプレッシャーをかけたい。