2007年MLB 実況後記

2007/8/1 LAドジャース VS SFジャイアンツ


3連戦ゲーム1@ドジャースタジアム(解説 スポーツジャーナリスト 出村義和さん)

今日こそ、メジャーリーグの歴史的瞬間を目撃できるかと期待したが、バリー・ボンズにホームランは出なかった。
しかし、ペドロ・フェリスの2点タイムリーで6回表に勝ち越したジャイアンツは、3対1でドジャースに勝利。
バリー・ボンズは、2打数ノーヒット、2四球(うち敬遠1)に終わった。

試合前の現地リポートによると、今季絶好調の先発ブラッド・ペニーは、“俺は歴史の一部になることを何ら恐れていない。今日はボンズに正面から立ち向かう!”と語っていたそうだが、見ている側からすると少し拍子抜けしてしまう内容であった。

初回の第一打席では、言葉通り、ボンズを見事3球三振に仕留めたものの、同点の3回表、ワンアウト2塁と言う場面では、ベンチに指示されての敬遠。
そして、ジャイアンツが2点をリードする6回表、先頭打者として迎えた3度目の対戦では、ボンズから一度だけ空振りを奪ったが、ストライクを一度も投げないで、結局この日2度目の四球を与えた。

このボンズへの四球をきっかけにリズムを崩したペニーは、6イニングでマウンドを降り、今季2敗目(12勝)を喫した。

この試合には、クーパーズタウンでの殿堂式典を終えたバド・セリグコミッショナーも歴史を見届けるため、ドジャースタジアムに訪れていた。

そして、ボンズが打席に立っているとき、ゴールドグラブを11回受賞しているチームメイトのオマール・ヴィスケールが、自分のビデオカメラをダグアウトから隠れて回している映像も映し出されていた。
オールスターゲームなどでよく見かける光景だが、このシーンを見た今日の解説の出村義和さんは、 “公式戦の試合中にこれはないですね。。。。”と失望を隠せずにいたようだった。

だが、それだけボンズの歴史への挑戦には全米の注目が集まっているのだ。
その雰囲気は、海を越えた日本にも十分すぎるほど伝わってきていた。

今日、残念ながらバリー・ボンズにホームランは出なかったが、とても見ごたえのあるいい試合であった。