2007年MLB 実況後記

2007/7/27 CHIホワイトソックス VS DETタイガース


5連戦ゲーム5@USセルラーフィールド(解説 MLBアナリスト 神尾義弘さん)

同点で迎えた9回裏、ジョッシュ・フィールドの送りバントをザック・マイナーがファーストに送球エラーした間に、スコット・ボドセドニックが一気にホームに生還し、ホワイトソックスがサヨナラ勝利を収めた。(4対3)

ホワイトソックスがワールドチャンピオンになった2005年シーズンに59盗塁を決め、ギーエン監督が目指すスモールベースボールの象徴的存在となったボドセドニックであったが、それ以降さまざまな怪我に悩まされ、今シーズンも左肋骨痛でここまで23試合の出場に止まっていた。
アグレッシブなベースランナー、ポドセドニックの離脱によりホワイトソックスも打線のバランスを崩し、今季の大不振のひとつの大きな要因となっていた。

だが、そんなポドセドニックが戦列復帰を果たすと早速、ホワイトソックスの足でかき回して一点差で勝つベースボールを見ることができた。

ポドセドニック復帰を一番喜んでいたのは、オジー・ギーエン監督であった。

“俺はスピードが大好きなんだ。もちろんパワーも大きな魅力だが、スピードは相手にプレッシャーをかけて守備のいろんなミスを誘うんだ。 
ポドセドニックが塁にどんどん出てくれれば、うちの本来のベースボールをすることができる。” 

“時すでに遅し”という印象は否めないが、これでホワイトソックスも本来のスモールベースボールを展開できるだろう。

復帰して間もないポドセドニックは、この試合7番で先発したが、定位置のリードオフスポットに復帰してくれば、2番の井口選手の調子も上ってくるだろう。

タイガース先発のジャスティン・バーランダーはこの日、7イニング、3安打、3失点のクオリティーピッチングであったが、サヨナラ負けで勝ち星はつかなかった。(11勝3敗)

今日の勝利投手は、同点の9回表にマウンドに上がって、パーフェクトに抑えたクローザーのボビー・ジェンクス。(3勝4敗)
ブルペンで今、唯一頼れるジェンクスを同点の9回に登板させたギーエン監督の采配も光った。

勝利したホワイトソックスは、このシリーズを3勝2敗で勝ち越した。
ホームでのシリーズ勝ち越しは、5月21~23日のアスレチックス戦以来となった。