2007年MLB 実況後記

2007/6/2 CHIカブス VS ATLブレーブス


3連戦ゲーム1@リグレーフィールド(解説 牛込惟浩さん)

カブスのチーム状態は最悪のようである。
ルー・ピネラ監督が、「メジャーリーガーだったら味方同士じゃなく、対戦相手と戦え!」と試合後の記者会見で語ったように、今日は試合中ダグアウトで、先発のカルロス・ザンブラーノとマイケル・バレット捕手が殴り合うという内輪もめを始めてしまう始末。
今日が26歳の誕生日という、記念すべき日だったカルロス・ザンブラーノ投手は、アニバーサリーに大きな汚点を残す結果となってしまった。

初回から、味方の守備のミスが原因でブレーブスに先制点を許したザンブラーノは、4回表にもケリー・ジョンソンが放ったフライボールを右翼手マット・マートンが処理できず、2点目を献上した。
守備に足を引っ張られ、フラストレーションが少しずつ蓄積していたザンブラーノは、5回表のレンテリアにリードオフウォークを許すと一気に崩壊してしまう。

このイニング、マイケル・バレット捕手の3塁悪送球なども絡み、打者9人と対戦したザンブラーノは、2四球、5安打、5失点という大乱調で、一気にブレーブスに突き放されてしまう展開となったのだ。

そしてイニング終了後、ダグアウトに帰ってきたザンブラーノが、バレット捕手に指を差しながら近づいていくと、殴り合いを始めた。
結局、ザンブラーノはピネラ監督に帰宅するように命じられ、唇をきったバレットもこのあとは試合には出場せず、ダグアウトにも姿を見せなかった。

喧嘩の仲裁に入ったデリック・リー選手は、試合後にコメントを求められると、”WE ARE A BAD TEAM RIGHT NOW” (俺たちは、今、最悪のチームだ。)と投げやりのコメントを残していったという。

試合も8対5で敗れたカブスは、これで5連敗となり借金も8にまで膨れ上がってしまった。

今年、名将ピネラ監督を雇い、オフに3億2000万ドル(350億円)の大型選手補強を行ったカブスであったが、チームは反対方向に進んでしまっている。
このままだと99年ぶりのワールドシリーズ制覇が期待されたカブスのシーズンは、早々に終わってしまいそうだ。