2007年MLB 実況後記

2007/5/27 COLロッキーズ VS SFジャイアンツ


3連戦ゲーム2@AT&Tパーク(解説 藤澤文洋さん)

投げては、ロッキーズ先発のアーロン・クックが5安打完投。
打っては、ウィリー・タベラスの2本のバント安打、マット・ホリディの3打点の活躍でロッキーズがジャイアンツに6対1で勝利した。

先発のクックは(4勝1敗)、歴代ホームラン記録まであと10本に迫っているバリー・ボンズとこの日は真っ向勝負を挑み、4打席を全て内野ゴロに打ち取った。
ロッキーズ(22勝27敗)は、これで今季最多の4連勝を飾り、ダイヤモンドバックスとのシリーズに続き、アウェーでの2カード連続勝ち越しを決めた。
チーム状態は、確実に上向いているようだ。

注目のバリー・ボンズは、これで5試合連続のノーヒットに終わり、ホームランは5月8日のトム・グラビン(メッツ戦)から、14試合(41打席)も遠ざかっている。

今日は、8回表にあわや乱闘という、一触即発のシーンもあった。
ジャイアンツ2番手のスティーブ・クラインが、ロッキーズのヨービット・トレアルバ捕手の背中にボールを当てると、怒ったトレアルバがファースト向かう途中クラインに向かって指を差し、両ベンチが飛び出す騒ぎとなったが、退場者は一人も出さなかった。
その後の現地解説者の説明を聞いていると、どうやら、この両者は5月13日にクアーズフィールドで対戦したときから確執があったのだという。 

その日、15対1でジャイアンツがリードしてほぼ試合がきまっていた終盤、トレアルバがクラインから盗塁を試みたシーンがあったそうだ。
その盗塁の試みは失敗に終わったのだが、クラインはトレアルバが暗黙のMLBルールを守らなかったことに納得が行かず、大声でトレアルバに文句を言っていたのだそうだ。
そして、今日のデッドボールに至ったのだという。
2週間も冷却期間があったというのに、スティーブ・クライン投手の執念には恐ろしささえ感じる。

昨日の試合で、決勝点を叩き出しヒーローとなった松井稼頭央選手は、今日も2番セカンドで先発出場したが、4打席ノーヒット(犠牲バント)に終わった。
試合中にグアウトの松井の姿が何回か映されていたが、とても楽しそうにした。
メッツ時代とは明らかに違う表情を、久しぶりに見ることが出来た。
このまま怪我をしないで試合に出場し、本来の数字を残してほしい。