2007年MLB 実況後記

2007/5/24 BALオリオールズ VS TROブルージェイズ


3連戦ゲーム2@カムデンヤーヅ(解説 蛭間豊章さん)

俊足コーリー・パターソンのホームスチールと、リードオフマン、ブライアン・ロバーツの全打席出塁(3打数3安打、2四球、1盗塁)が勝利のキーポイントとなり、オリーオールズが5対2でブルージェイスに勝利した。

オリオールズ先発のスティーブ・トラクセル(3勝3敗)は、6イニングを投げ、5安打、3四球と安定感には欠けたが、要所を3回のウェルズのRBIシングルと6回のロイス・クレイトンの犠牲フライによる2点のみに抑え、1点リードでマウンドを降りた。

13日のレッドソックス戦で、9回に6点を入れられてのサヨナラ負け以来不安定だったオリオールズブルペンだが、この日は2番手チャド・ブラッドフォードが7回を、そして3番手ジェイミー・ウォーカーが8回をそれぞれパーフェクトに抑え、9回はクローザーのクリス・レイがパーフェクトセーブをあげた。

一方、トロント先発のダスティン・マゴワン(0勝2敗)もこの日6イニングを8安打、3失点に抑え、十分勝利に値するクォリティーピッチングを見せた。
しかし、5回裏、1、2塁間の挟殺プレーの間に、ホームを狙った3塁ランナーのコーリー・パターソンをホームで刺殺しようと投げたホームへの送球が大きく上に逸れてしまい決勝点を許してしまう。
自らの送球ミスが原因で、今季初勝利はまたもやお預けとなった。

それにしても、不調が原因でここ2試合先発からはずされていたコーリー・パターソンのホームスチールは見事だった。
ブルージェイスの野手は、3塁ランナーのパターソンの動向を意識しながら挟殺プレーをしていたが、それでもパターソンのスピード溢れる動きが送球ミスを誘い生還。
パターソンの武器であるスピードが生きた、エキサイティングなプレーだった。

コーリー・パターソンのホームスチールは、オリオールズでは2001年にクリス・リチャード選手が記録して以来となったのだが、解説の蛭間さんは、“日本では絶対にホームスチールではなく送球エラーと記録される”と公式記録に納得が行かない様子であった。

いずれにせよ、珍しくてエキサイティングなプレーが見れ、ベースランニングと言う地味なプレーにも十野球の魅力が十分詰まっていることを感じる試合でした。