2007年MLB 実況後記

2007/5/23 STLカージナルス VS PITパイレーツ


3連戦ゲーム1@ブッシュスタジアム(解説 出村義和さん)

5回1/3イニングで9本のヒットを許したものの、相手に2点しか与えなかったアダム・ウェインライトが勝利投手(4勝3敗)となり、カージナルスが9対4で勝利した。

パイレーツは再三得点のチャンスを作ったが、この日は全くと言っていいほどタイムリーヒットがでなかった。
満塁の場面で、9打数1安打、5三振。

特に、3番のジェイソン・ベイと4番アダム・ラローシュにチャンスで打席が回ってきたにもかかわらず 、ランナーを殆ど返すことが出来なかったことが大きく響いた。

一方連敗を5でストップしてやっと勝利したカージナルスも、完全復活の状態にはまだほど遠い。
ワールドシリーズのリマッチとなった交流戦では、タイガースにスイープ負けを食らい、結局9試合のロードを2勝7敗で終えた。
ロード遠征でカージナルスが7敗するのは、2002年以来とのことだそうだ。
ナ・リーグの常勝軍団というオーラが、今年は全く無い。

優勝した翌年というのは、やはり選手たちの気の緩みやモチベーション低下というのがどうしてもあるのだろうか?
今年のカージナルスは、その典型的な例のような気がしてならない。

だが、そんなカージナルスの中で、今年初めて開幕ロースター入りを果たした左翼手、クリス・ダンカン選手はひとりハッスルしている。

今日も、6回裏にチーム最多となる今季8号のダメ押し3ランを放ち(4打数2安打3打点)、勝利に大きく貢献。
そして、打率も2割9分6厘となりチームトップに躍り出た。
メジャーで最も少ない合計21本のホームランしか打てていない貧弱カージナルス打線にあって、8本を打っているクリス・ダンカンのパワーは、
今では無くてはならないものになっている。

だが、メジャー2年目のダンカンに頼っているようでは、今季のカージナルズの浮上はありえない。
先発投手陣の安定と、プホルス、ローレン、エドモンズの中軸打者の復調を期待したい。