2007年MLB 実況後記

2007/5/21 NYメッツ VS NYヤンキース


サブウェイシリーズゲーム3@シェイスタジアム(解説 小島克典さん)

この日がメジャーリーグデビュー戦となった、先発のタイラー・クリッパード投手(22歳)が強力メッツ打線を抑え、ヤンキースが6対2でメッツに勝利した。

この日のクリッパードは、立ち上がりリードオフマンのホセ・レイエスからメジャー初三振を奪うと、初回3者凡退のすばらしいスタートを切った。

しかしそのクリッパードは2回裏、5月にはいって絶好調のデビット・ライトにソロホームランを浴びて失点すると、続くショーン・グリーンにもダブルを打たれ、このままメッツ打線に捕まってしまうのかと心配したが、後続をしっかりと打ち取りピンチを切り抜けた。

結局そのあとは失点を許さず、6イニングで合計6個の三振、打席では メジャー初ヒット(ダブル)、そして初犠打のおまけまでつけ、うれしいメジャー初勝利をあげた。
このクリッパード投手は、昨年ヤンキーズのマイナー組織の中で最も多く三振を奪い(175個)、ノーヒット、ノーランも達成している投手なので、今日示した実力は本物に違いない。

今日勝って、連敗を3でストップしたヤンキースだが、チームの不振(19勝24敗)が原因で、トーリ監督の更迭論が再び上ってきている。

また、ジアンビがステロイド問題について不必要な発言をして話題になったり、中継ぎ投手のファーンズワースがロジャー・クレメンスの契約についてネガティブなコメントをだして波紋を呼んだりと、このところフィールド外のことで話題を呼んでいることから、チーム内の状態があまりよくないことも伺える。

明日から、ヤンキースは首位を独走する宿敵レッドソックスをホームに迎えて3連戦を戦う。
ヤンキースとレッドソックスのゲーム差は現在10.5ゲーム。
これ以上差が広がるようだと、ドン・マッティングリーベンチコーチのシーズン中の監督昇格がいよいよ現実味を帯びてくる。