2007年MLB 実況後記

2007/4/29 NYヤンキース VS BOSレッドソックス


伝統のライバル対決、3連戦ゲーム2@ヤンキースタジアム(解説 蛭間豊章さん)

7連敗中と不振に喘ぐヤンキースの今日の先発は、当初井川慶投手が予定されていた。
だが、その井川は前回登板の不調を理由に先発を飛ばされ、24歳の新人右腕ジェフ・カーステンズが先発した。 

だが、そのカーステンズにいきなりトラブルが発生する。
初回、先頭打者のフリオ・ルーゴの打球を右ひざの下に受け、負傷退場してしまったのだ。(後に骨折していたことが判明)
そこで、急遽井川投手が1回途中からリリーフすることとなった。

まったく準備をしていなかった井川だったが、マウンドに上がるとレッドソックス打線から合計6個の三振を奪う力投をみせ、6イニングを2安打、無失点に抑える今季一番の内容を披露。
味方の3点の援護にも恵まれ、7回にリードしてマウンドを降りるときは満員のヤンキースタジアムでメジャー初体験となるスタンディングオベーションも受けていた。

チームの危機を救った井川にとって、価値のあるうれしい今季2勝目(1敗)になったことは言うまでもないが、ヤンキースにとってもこれは大きな価値のある1勝となった。
この1勝はチームの連敗を止めただけでなく、ヤンキースが4連敗中だったライバルのレッドソックス相手にあげた、今季初勝利。
また、今季セーブ機会を2度も失敗していた守護神のマリアーノ・リベラも、調子を取り戻すきっかけとなりそうな登板内容で今季初のセーブをあげた。

ヤンキースの復調のきっかけとなりそうなこの1勝に、井川は大きく貢献した。
この登板で、首脳陣の井川に対する信頼は格段に上ったのは間違いない。

解説の蛭間さん(スポーツ報知メジャー担当デスク)によると、井川は日本時代からスロースタートでこれからもっともっと内容はよくなるだろうとのこと。
先発陣に故障者が続出し、カーステンズも故障者リストに入ってしまった今、井川にかかる期待は今後、更に大きくなりそうだ。