2007/4/2 STLカージナルス VS NYメッツ
2007年 MLB開幕ゲーム
@ブッシュスタジアム(解説 蛭間豊章さん)
メッツが昨年の覇者カージナルスを6対1で破り、白星スタートを切った。
メッツは、ロデューカ、ベルトラン、デルガドの2,3,4番コンビですべての得点を叩き出し、昨年から健在の重量打線でカージナルスを一蹴した。
開幕投手対決もトム・グラビンが6イニングを6安打、1失点という内容でクリス・カーペンターに投げ勝ち、今季初勝利。
グラビンは通算300勝のマイルストーンまであと9勝とした。
今年、連覇を目指すカージナルスにとってはラフスタートとなった。
試合で何度もチャンスを作るが、ダブルプレーや堅守に阻まれるとともに、スクイズ失敗といったラルーサ采配も裏目に出てしまい、なかなか得点することができなかった。
また、2年連続開幕スタメンを果たした田口壮選手にとっても、全く冴えないスタートになってしまった。
メッツの先制タイムリーのシーンでは、捕っていればファインプレーとなる打球だったものの、フェンス際の田口の守備は一流とは言い難いものだった。
そして、6回には正面に飛んでくる、なんでもないルーティンライナーを後逸してしまい、今季初エラーを記録。
これがMLBの今季公式初エラーとなり、不名誉な記録に名前を刻みこんだ。
”まさか、基本に忠実なTAGUCHIが・・・”とファンが叫んでいるかのような、なんともいえないホームスタンドのどよめきがとても印象的だった。
田口は、最終回にクローザーのビリー・ワグナーからヒットを放ちこの試合唯一のプラス要素はつくったが、田口にとって、今日はまさしく“BAD DAY”だった。
明日からのリバウンドを期待したい。
さて、今季もいよいよMLBが開幕しました。
私自身、今季は思い出に残るエキサイティングな試合をたくさん担当できる強運な実況アナになりたいと思っています。
今季もよろしくお願いします。