2007年UG report

2007/03/02 2007 フロリダ取材 レポート NO.006


フロリダ取材4日目

ヤンキースのグレープフルーツリーグ開幕戦となったこの日、朝から現地放送局の中継車が球場の駐車場に横付けされていた。

“本格的な野球シーズンがいよいよ始まるんだな”と実感する瞬間だった。

今日、試合前練習をフィールドで取材していると、おなじみの顔にたくさん出会うことが出来た。

なかでも私が一番に声をかけたのが、2002年に開局したYESネットワーク(ヤンキースの専門局)のメイン実況アナウンサーで、 選手がホームランを打つごとに”See Ya!”と叫ぶことでおなじみのマイケル・ケイさん(46歳)。

彼のキャリアはとてもユニークである。
今では、ヤンキースの試合を全試合実況する看板アナウンサーとなっているマイケルさんだが、もとはヤンキースを取材するニューヨークポスト誌の新聞記者だったそうで、それからラジオの実況アナを経て、2002年からテレビ実況をスタートしたのだそうだ。

野球実況の神様といわれるヴィン・スカリー氏の野球実況が大好きで、9歳の頃から実況アナになることを夢見ていたのだという。

ヴィン・スカリーが卒業した二ューヨークにあるフォーダム大学に進学するという徹底ぶりで、途中でどんな仕事をしているときも“将来、いつか必ず実況アナになる”と心で思い続けていたという。
そして、その思いが通じた今、“自分は本当にラッキーだ!”と語っていた。

仕事に対する情熱や、感謝の気持ちがひしひしと伝わってくる人柄が本当に勉強になった。

先輩スポーツ実況アナに話を聞く機会があると、私はいつも”実況の真髄は?”と聞くので、マイケル氏にもそれを聞くと”試合の流れを断ち切らないこと”だと教えてくれた。
とても抽象的な表現なのだが、実に奥の深いコメントであった。

まだ未熟な私ですが、このマイケル氏の言葉をヒントに私自身ももっと実況経験を積んで、人に喜んでもらえる実況を目指したいと思った。

今日も尊敬すべき人に、球場で出会うことが出来ました。