2006年MLB 実況後記

2006/07/24 SEAマリナーズ VS BOSレッドソックス


3連戦ゲーム3@セーフコフィールド(解説 蛭間豊章さん)

中継終了後、解説の蛭間さんが “今季、ここまでのベストゲームだった”と僕に握手を求めてきた試合は、9回裏のリッチー・セクソンのサヨナラホームランによって劇的にマリナーズが勝利した。

エイドリアン・ベルトレの、セーフコフィールド史上初のランニングホームランや、エデュアルド・ペレスのマリナーズ1号ホームラン(今季9号)を含む3打点の活躍で勝利したマリナーズは、シリーズを勝ち越して首位アスレチックスとの差を4ゲームに縮めた。

7対7の同点で迎えた8回裏のマリナーズの攻撃。
2アウト後、リリーバーのティムリンから放ったベルトレの大きな打球は、左中間フェンスの上部を直撃。
ココ・クリスプがフェンス際でのキャッチを試みていたがうまくいかず、跳ね返った打球をラミレスが素手で処理して送球しようとするも、手につかず再びボールは芝生を転がっていく。
その間、ベルトレは激走していた。
ヘルメットもはがれ、ユニフォームの裾もズボンから出しながら必死で走った。
そして、最後はホームのクロスプレーをヘッドスライディングでぎりぎりセーフ。

ベースボールで一番エキサイティングなプレーはトリプル(3塁打)だといわれるが、ランニングホームランは究極のエキサイティングプレーだった。

一生に一度、会えるかどうかわからない貴重なプレーに出会えたことを、ベースボールの神様に感謝したい。