2006年MLB 実況後記

2006/07/10 TBデビルレイズ VS NYヤンキース


3連戦のラップアップゲーム@トロピカーナ・フィールド(解説 上田龍さん)

明日からオールスターブレイクに入るメジャーリーグは、今日が前半戦ラストゲーム。

ヤンキースに2連敗を喫していたデビルレイズが、この日は5点差をひっくり返す意地をみせ、6対5の逆転勝利を収めた。

ヤンキースは、序盤にジアンビーのグランドスラムや、ホルヘ・カントゥ(2塁手)の守備エラーなども絡み、一挙5点リードを奪った。

ヤンキースがこのまま楽勝かと思ったが、この日のデビルレイズはすぐに反撃を開始した。
3回裏オーブリー・ハフが、この日3年ぶりの先発となったヤンキースのクリス・ウィルソンから3ランを放って2点差とすると、5回裏にはホルヘ・カントゥの汚名返上となる2ランでデビルレイズがあっさりと同点に追いつく。

そして、7回裏、デビルレイズがロッコ・バルデリの2塁打と、オーブリー・ハフの敬遠で無死1、2塁のチャンスをつくると、またまたカントゥが、タイムリーを放ちデビルレイズが勝ち越しに成功。

この1点のリードを3人の継投でしっかり守り、デビルレイズがワンランゲームをものにした。

カントゥとハフのそれぞれ3打点の活躍もさることながら、ロッコ・バルデリの攻守にわたる活躍も勝利のカギとなった。

同点の7回表は、守備で魅せた。
バーニー・ウィリアムズのタイムリーでホームを狙ったメルキー・カブレラを強肩で捕殺し、勝ち越し点を阻止。
その裏の攻撃では、リードオフダブル(先頭打者二塁打)で出塁すると、カントゥのタイムリーで俊足を生かし、決勝点のホームを踏んだ。

膝の前十字靭帯断裂、右肘の腱移植。
長くて辛いリハビリを乗り越え、やっとの思いで今年6月に221試合ぶりにメジャー復帰を果たしたロッコ・バルデリにとって、今シーズン一番の活躍だった。

ヤンキース(50勝36敗)には遠く及ばないが、球団史上2番目の好成績(39勝50敗)で前半戦を折り返したデビルレイズ。(トップと15.5ゲーム差)

昨シーズンは、ヤンキースに勝ち越しているデビルレイズ。
大物食いができるデビルレイズが、ア・リーグ東地区のペナント争いに今年も大きな影響を及ぼしてきそうだ。