2006年MLB 実況後記

2006/05/12 SFジャイアンツ VS CHIカブス


3連戦ゲーム2@AT&Tパーク(解説 神尾善弘)

バリー・ボンズがベーブ・ルースに並ぶ歴史的瞬間を伝えることが出来るかと期待したが、この日もボンズの714号はお預けとなった。

残念・・・

今日のバリー・ボンズは3打数ノーヒット(2四球)。
しかし、試合は9対2でジャイアンツが勝利して、このシリーズを勝ち越した。

カブスのダスティー・ベイカー監督の宣言通リ、このシリーズのカブスピッチャーはボンズから逃げずに勝負をしていた。

だが、投手の失投はほとんどスタンドに放り込んでいたかつてのボンズの凄さは、見ることは出来なかった。

昨年行った3度の右膝手術が、ボンズの身体を衰えさせたことは否めない。

ステロイド問題など、現在さまざまな疑惑をかけられているボンズ。

ボンズが敵地で受けているブーイングは、ブーイングというより、むしろ嫌がらせ。
開幕シリーズでは、注射針を投げ込まれたりと見るに堪えないほどであった。

しかし、彼ほどファンを興奮させ、試合にドラマを与え、そして、楽しませてくれる選手はほかにはいない。

ヒール役もこなせるエンターテーナーなのだと思う。

ブーイングをしている人たちも、なんだいいながら試合に熱中し、職場の友達に楽しそうにその思い出を語るのだと思う。

特等席でボンズの歴史への挑戦を見ている、ジャイアンツのルーキー、ダニエル・オートマイヤー選手は ”スタジアムに電流が流れているようだった”と表現している。

全米が、ボンズの打席に注目しているのだ。
僕も、ボンズの歴史への挑戦をしっかりと楽しみたい。