2006年MLB 実況後記

2006/05/07 TBデビルレイズ VS OAKアスレチックス


3連戦のゲーム2(デーゲーム)@マカフィースタジアム(解説 松原隆文さん)

今日はドラマティックな幕切れだった。

2対2の同点で迎えた9回裏のアスレチックスの攻撃。
この回の先頭、7番のジェイ・ペイトンがヒットで出塁した後、8番のダン・ジョンソンが四球を選んで、無死1、2塁のサヨナラのチャンス。

つづくラストバッター、マルコ・スクターロのふわっと浮いた打球は、ショートへの簡単なフライになる、はずだった。

しかし、このフライをデビルレイズの遊撃手、フリオ・ルーゴが敢えてキャッチせずに、わざとバウンドさせてから掴んでダン・ジョンソンと打者走者のスクターロをアウトにするというダブルプレー。
一瞬の状況判断での見事な頭脳プレーであった。

この守備のファインプレーで、2アウト2塁となり、アスレチックスの攻撃のモメンタムは途切れ、観客も、選手も、スカパースタッフも、この試合の延長戦突入を予想した。

そして、バッターボックスにはトップバッターのジェイソン・ケンドールが入る。

ケンドールはタイラー・ウォーカー投手の術中にはまり、早いカウントから変化球をひっかけてしまい、ぼてぼてのサードゴロ。

イニング終了と誰もが思い、スタンドにため息がこだましかけると、それが突然、歓声へ。
なんと、サードのオーブリー・ハフが痛恨のトンネル。

タイムリーエラーでセカンドランナーのジェイ・ペイトンが笑顔で生還し、アスレチックスがラッキーなサヨナラ勝利を収めた。(3対2)

もしかすると、これはこの試合で歩いて盗塁を決めるという“神業”をやってのけた、ジェイ・ペイトンの“運”がもたらした勝利なのもかもしれない?
(次打者がフォアボールになったと勘違いして、セカンドに歩いていった。)

故障者リスト(左ひざ)から復帰後、まだ先発が2試合目だったオーブリー・ハフにとっては、アンランキー(4打数ノーヒット)な一日だった。

シリーズ1勝1敗。
明日もデーゲームを戦う。