2006年MLB 実況後記

2006/05/04 TROブルージェイズ VS BOSレッドソックス


2連戦のゲーム1@フェンウェイパーク(解説 椎葉努さん)

試合時間がすこし長かったことを除くと(3時間38分)、本当に見ごたえのある面白いゲームだった。

試合開始時から降っていた霧状の雨が最後までやまず、選手達を苦しめる悪いコンディションのなか、試合は3-0、3-3、4-3、4-5、6-5,6-6とめまぐるしくリードが変わるシーソーゲームの様相。

6対6の同点で迎えた9回、両チームとも自慢のクローザーを投入した。

レッドソックスのクローザーは、4月に月間新人賞を獲得した今季からの新クローザージョナサン・パペルボン投手。

パペルボンは、昨年終盤から連続無失点(21.1イニング)を継続中で、これまでのセープ機会では、すべて成功していた。
しかし、この日は9回表に連打で失点し、キャリア初となるセーブ失敗を記録。(10セーブ/11セープ機会)

ブルージェイスのクローザーは、今オフ、リリーパーとして史上最高額の年俸で契約したBJ・ライアン投手。
1点をリードして登場した9回裏2アウトを簡単にとった後、味方の守備のミスが重なり振り逃げで出塁したランナーに3塁まで進まれても、ライアンはまったく動じなかった。
最後のバッター、ジェイソン・バリテックをスイングアウトの三振に仕留め、今季6セープ目(6セーブ機会)を挙げ、ルーキーに格の違いを見せた。

今年、ブルージェイスのスプリングトレーニングを取材したときに、BJライアン選手にいいクローザーであるのに何が一番必要かを聞いたことがある。
すると、ライアン投手は“それはショートメモリーになることだよ”(すぐに忘れてしまうということ)

いいパフォーマンスをしようが、打たれようが気持ちを切り替えて毎試合自信をもってマウンドに上がることが出来ることがクローザーとして一番大切な資質なのだという。

次の登板で、どれだけ気持ちを切り替えて、自信をもってマウンドに上がることが出来るか?
新クローザー、パペルボン投手のの真価はこれから問われる。