2005年MLB 実況後記

2005/10/16 HOUアストロズ VS STLカージナルス


1勝1敗のタイで迎えたNLDS(リーグ優勝決定戦)ゲーム3。

試合は、9回にクローザーのブラッド・リッジ投手から、カージナルスが30イニングぶりに得点を奪うも一歩及ばず、4対3でアストロズが逃げ切り、シリーズを2勝1敗と勝ち越した。

アストロズの先発はポストシーズン先発歴代最多タイとなる、32試合目の先発となったロジャー・クレメンス(43歳)。

クレメンスは4回に、味方に2点のリードをもらったが、5回、6回にそれぞれ犠牲フライで1点ずつを返されて一時は同点に追いつかれた。
しかし、6回裏にアストロズがすぐに勝ち越して勝利投手の権利を得ると、打席でピンチヒッターを送られてこの日は御役御免。
結局、6イニング、2失点、被安打6でカージナルス先発のマット・モリスに投げ勝ち、ポストシーズン12勝目(8敗)を上げた。

カージナルスの田口壮選手は、ゲーム2で首と腰を痛めたレジー・サンダース(右翼手)に代わって、2番ライトで今季プレーオフ初スタメン。

アストロズの先発ロジャー・クレメンスに対し、レギュラーシーズンで打率5割(8打数4安打)を残している田口選手であったが、この試合では結果を残せなかった。(3打数ノーヒット)
しかし、打席では何回もファールで粘りクレメンスを苛立たせていた。
ポストシーズンの打点王、レジー・サンダースがスタメン復帰するまでは、田口選手のいぶし銀の活躍が怪我人が増えているカージナルスの勝利のカギになってくることは間違いない。
今年のポストシーズンでは、まだヒットが一本も出ていないので早く結果を出したいところだ。

アストロズは今日の勝利で、昨年のリーグ優勝決定シリーズからホーム通算6連勝となった。
このままホームでワールドシリーズ進出を決めることも、この勝利で可能となった。

2度目の引退を撤回して、優勝請負人としてアストロズに移籍したロジャー・クレメンスの胸のランプはすでに点灯している。
アストロズ生え抜きのベテラン、ジェフ・バグウェルやクレイグ・ビジオも残された時間は限られている。 
フランチャイズ創設44年の歴史でまだワールドシリーズ出場経験がないアストロズはあと2勝でその夢の舞台に到達する。