2005年MLB 実況後記

2005/10/05 BOSレッドソックス VS CHIホワイトソックス


紅白のソックス対決となったア・リーグ、ディビジョンシリーズ第一戦。
試合は、ア・リーグ最多勝利数のホワイトソックスが14対2で大勝し、レッドソックスのポストシーズン連勝記録を8でストップさせた。

レギュラーシーズンラスト1ヶ月、一本もホームランが打てなかったAJピアジンスキーに初回から3ランが飛び出すなどして、一挙5点を奪ったホワイトソックス。
3回には主砲のボール・コナーコのソロ、4回にはホワン・ウリーべの2ラン。
そして、6回はスピードスターのスコット・ボッセドニックにも今季初ホームラン(3ラン)。
8回は仕上げにビアジンスキーのこの日2本目のホームランとなるソロ弾。

ディビジョンシリーズ新記録となる合計5本のホームランが飛び出したホワイトソックスは王者レッドソックスに反撃の糸口すら与えなかった。

投げては、レッドソックスとの通算成績が2勝4敗、防御率11.67とヤンキース時代にカモにされていたホセ・コントレラスが、妻と娘が見守る前で7回2/3を2失点(8安打無四球)と好投し、勝利投手となった。
レギュラーシーズン8連勝でフィニッシュした好調をプレイオフでもそのまま維持した。

ホワイトソックスにとってこの勝利は1993年以来となるプレーオフ戦での勝利となった。

初プレーオフゲームを、2番セカンドで先発した井口資仁選手は、3打数ノーヒット。
初回に先制点につながる送りバント(自らの判断)を決め、守備では4回にセカンドランナーをサードで補殺するファインプレーをみせてレッドソックスの反撃の芽を摘んだ。

だが、ホワイトソックス4番のポール・コナーコが試合後に“10点差以上がつくまでは安心できなかった。”と語ったのは本音だった。
いつ火を噴き出すかわからないマニー・ラミレスとデービット・オーティスの恐怖の3,4番コンビをこの日は8打数2安打、打点0に抑えたこともホワイトソックスの圧勝につながった。

ホワイトソックスは明日も本拠地で戦う。
ホームで2連勝してボストンに移動できれば、1917年以来88年ぶりのプレーオフのシリーズ勝利も見えてくるはずだ。
しかし、昨年のあの経験であきらめなければ何事も可能なことを体感している王者レッドソックスが、このまま簡単に引き下がるとは到底思えない。

明日の第2戦も楽しみになってきた。