2005年MLB 実況後記

2005/09/27 OAKアスレチックス VS LAエンゼルス


レギュラーシーズンもいよいよ最終週に入り、大詰めを迎えている。

今日から始まる4連戦でエンゼルスにスイープすれば首位で並ぶことが出来るアスレチックスだったが、4対3で緒戦を落としてしまい逆転優勝の可能性がほぼ絶望的になってしまった。

エンゼルスのマジックはこれで2となり、早ければ明日にも地区優勝が決まる。

それにしても、この大一番というときにオークランド市民はいったい何をしているのだろうか?
地元のチームが逆転優勝を目指して戦っているというのに観衆は19000人、アッパーデッキはほとんど空いていた。
ヤンキースは、昨日のホーム最終戦で動員新記録を達成したというのに、この格差はどうなっているのだろうか?
同じリーグでたたかっているとは思えない差である。

それと、出村義和さんも指摘されていたが、アスレチックスのケン・モッカ監督から戦う意志をまったく感じることが出来なかった。

2点ビハインドの3回裏、アスレチックスはツーアウトから満塁のチャンスを作ったが、3番のマーク・コッツェイがチェックスイングを球審に厳しくとられて敢え無く三振。
コッツェイは判定をめぐり球審に猛講義をしていたが、モッカ監督はベンチから出てくる様子も無かった。

一方、エンゼルスのソーシア監督は、何か微妙な判定があるといつの間にかベンチを飛び出し、審判の真横に立っている。
今日の試合でも、2度猛ダッシュで審判に駆け寄っていった。

いずれのケースでも判定は覆ることは無かったが、この試合で二人の監督の試合に勝ちたいと思う意志の差を感じた。
いろんな性格の監督がいて、それぞれの表現の仕方もあると思うが、あまりにも二人に温度差を感じてしまった。
ましてや、アスレチックスにはもう後がないという重要な試合である。

監督が退場させられることを美化するつもりは無いが、それぐらいの闘志を見せてくれたほうが観客も感情移入をしやすい。
メジャーでは、監督が退場させられてから逆転勝利を収めるなんてことも良くある出来事である。

もしかすると、こういうこともオークランドの観客動員が伸びない一因なのかもしれない。

まだ、アスレチックスは優勝の可能性はゼロではないが、今年はドラマが起こりそうな雰囲気はなさそうだ。