2005年MLB 実況後記

2005/09/21 OAKアスレチックス VS MINツインズ


プエルトリコ出身のルーキー左腕フランシスコ・リリアーノ投手が、メジャー初勝利を目指して登板したゲームを、ベースボールジャーナリストの太田眞一さんとのコンビでお伝えした。

リリアーノは、今年のフューチャーズゲーム(マイナーリーグのオールスター戦)の先発投手に抜擢され、マイナーリーグ(AAA)でも今年新人賞に輝いた21歳期待の新人。
メジャー2試合目の先発(0勝0敗 防御率3.86)となったこの試合はリリアーノにとってはほろ苦いものとなった。

初回から、先頭バッターのマーク・エリスに四球を与えると、2番のジェイソン・ケンドールのタイムリーであっさり先制されてしまう。

2回表には、アスレチック打線を3者凡退(2三振)に打ち取り高い潜在能力を発揮するも、打者が一巡した3回表のアスレチックスの攻撃ではマーク・コッツェイにタイムリースリ-ベースを許して再び失点。

4回表は、ノーアウトで二つの四球を許すとマーク・エリスに2点タイムリーを許しノックアウト。
メジャー初勝利ではなく、初敗戦となり(3回2/3、6安打、6失点、3四球)、8対3でアスレチックスが勝利した。

初先発となった前回のデトロイト戦(5回1/3、2安打、2失点)よりも内容は悪く、メジャーの厳しさを思い知る登板となったが、明るい材料もあった。
この日の登板でとった11個のアウトのうち、半分以上の6個を三振で奪っている。
ストレートは左腕で97マイル(155キロ)を計測しており、いつかブレイクしそうな予感を感じさせてくれた。

昨年、サイヤング賞を受賞したチームの大先輩であるヨハン・サンタナ投手も、ブレイクしたのはメジャー3年目のシーズンであった。(2002年 8勝6敗 防御率2.99)
サンタナ投手が初勝利を上げたのはリリアーノと同じ21歳(2000年)のときで、先発10試合目にしての初勝利であった。 リリアーノ投手にもまだまだチャンスはある。

9月に入るとロスター枠が拡大して、優勝戦線から脱落したチームは来年の戦力を見極めるためにいろんな選手を試してくる。 
その中から金の卵を発掘するのも、ファンの楽しみである。

今日は打たれてしまったが、今後成長が楽しみな選手を見つけることが出来た。