2005年MLB 実況後記

2005/09/07 LAドジャース VS SFジャイアンツ


ナ・リーグ西地区のライバル対決を、菊田康彦さんとのコンビでお伝えした。

本来ならば地区優勝を争ってそうな両チームだが、今季はここまで ジャイアンツが借金10(63勝73敗)、ドジャースも借金15(61勝76敗)と大きく低迷している。
だが、両チームともプレーオフの可能性をまだ残しているのが今季のナ・リーグ西地区。
特にジャイアンツは、ここに来て6連勝と調子をあげており、地区首位のパドレスとも5ゲーム差まで詰めてきている。

試合は両先発投手が好投して1点を争う緊迫したゲームとなった。
8回裏にドジャースがジェフ・ケントのタイムリーで2対2の同点に追いつくと、試合は延長戦に突入。

10回表にジャイアンツは、9番から始まる打順でワンアウト1、3塁とチャンスを作ったが、3番JTスノー、4番モイセス・アルーの中軸にあと一本が出ずに、この回は無得点に終わった。

その裏のドジャースの攻撃は、簡単にツーアウトを取られたが2番バッター、ルーキーのオスカー・ロブレスがツーアウトシングルで出塁すると、頼れる3番、ジェフ・ケントがホームランを放ってドジャースが4対2でサヨナラ勝利を収めた。
この試合でジェフ・ケントは守備でも好プレーを連発し、ドジャースの勝利に攻守両面で貢献した。

最近のジャイアンツは先発陣が好投し、ロースコアで勝利を収めているものの打線は相変わらずパンチ力に欠ける。
今日も肝心なところで中軸のスノー、アルーにタイムリーが出ずに好機を逸している。
こうなると、バリー・ボンズの一日も早い復帰を期待するばかりだ。

ボンズは、このドジャースとのシリーズからチームに合流しており、この試合もダグアウトからじっくりと戦況を見守っていた。
昨日ドジャーススタジアムで行ったパッティング練習でボンズは、全17球中5本をライトスタンドに叩き込んでおり、仕上がりもまずまずのようである。
順調に行くと、ボンズは木曜日から始まるカブス戦でのロスター復帰が濃厚と報じられている。 

レギュラーシーズンも残り25試合。
西地区首位のパドレスが今日ロッキーズに敗れているので、パドレスとジャイアンツのゲーム差は変わらず5ゲーム差。 
ジャイアンツはパドレスとの直接対決をあと7試合残しているので、ボンズ復帰効果が表れれば十分に逆転が可能である。

9月と10月の通算戦績が2000年以降ではメジャートップのジャイアンツ(95勝46敗)が今後どんな追い上げを見せるのか大いに期待したい。