2005年MLB 実況後記

2005/08/23 CHIカブス VS ATLブレーブス


プレーオフ出場のためにはもう負けられないカブス。
東地区首位のブレーブスをホームに迎えての3連戦のゲーム1を、スポーツジャーナリストの出村義和さんとのコンビでお伝えした。

試合後、ブレーブスのコックス監督が、“今日はビューティフルゲームだった。
まるで、古き時代の投手戦を観ているようだったよ。”と、記者団に語ったように、3回が終了するまで両先発投手がパーフェクトに抑えるという、息の詰まる投手戦となった。

4回表にカブス先発カルロス・ザンブラーノが、リードオフマンのラファエル・ファーカルに初ヒットを許すと、ワンアウトの後、3番のチッパー・ジョーンズにこの日唯一の失投をライトスタンドに運ばれ、ブレーブスが2点を先制した。

ブレーブス先発ティム・ハドソンも、4回裏に先頭バッターのマット・ロートンに死球を与えて初ランナーを許すと、その後も、ヒットと四球でノーアウト満塁のピンチを招いた。 
しかし、4番のアラミス・ラミレスをダブルプレーに打ち取った後、続くジェラミー・バーニッツも三振にきって落とし、このピンチをわずか1失点で切り抜けた。

その後、7回裏にデリック・リーが2日連続となるソロホームラン(37号)を放って、カブスが2対2の同点に追いつく。
だが、9回からザンバラーノ投手に代わってマウンドに上がったケリー・ウッドが、マーカス・ジャイルズにヒットを許したあと、次打者チッパー・ジョーンズにこの日2本目となる2ランを被弾。
結局、これが決勝点となってブレーブスが4対2で勝利した。

ブレーブスのティム・ハドソンは最後まで投げきって、今季初完投。
キャリア17試合目の完投となった。

実に見ごたえのあるゲームであった。 
このような接戦をものにできるチームこそが、プレーオフでも勝てるチームなんだと感じる試合であった。

ブレーブスは3連敗に続いて、今日の勝利で2連勝。
強いチームは、負けが続いてもすぐに連勝で取り戻す力をもっている。(71勝54敗)

カブス(60勝65敗)は今日の敗戦で3連敗となり、いよいよ後がなくなってきた。

”(プレーオフ出場を)まだ俺達はあきらめていない”
と試合後に語ったカブスのデリク・リーであるが、このままではプレーオフはあきらめざるを得なくなる。