2005年MLB 実況後記

2005/08/13 CHIカブス VS STLカージナルス


同地区ライバルシリーズの第2戦を、松原隆文さんとのコンビでお伝えした。

昨日の試合でグレッグ・マダックス投手から2安打を放って、キャリアハイと並ぶ5試合連続安打中のカージナルス田口壮選手は、この試合も7番ライトで先発出場。
早速、カブス先発のカルロス・ザンブラーノ投手から最初の打席でレフト前へ運び、キャリアハイを更新した。(6試合連続安打)

今季の田口選手の活躍は、本当に目覚しい。

シーズン前、スカパーMLBの番組でインタビューをしたときに、“今季はいい結果を出せると思う”と自信をもって語っていた田口選手だが、その通りの結果になっている。

田口選手の先発出場は、これまで先発投手が左腕の場合のみだったが、ラルーサ監督は、最近田口選手を左右に関係なくほとんど毎日起用。
田口選手が先発した56試合、カージナルスは38勝18敗(勝率,679)と大きく勝ち越している。(カージナルス今季通算勝率,635)
今季の得点圏打率も,393だということを考えると、田口選手を先発起用するのは当たり前の判断なのかもしれない。

メジャーデビューから3年間は、続けて先発するというチャンスはもらえなかった田口選手だったが、今季は相次ぐ先発外野陣の戦線離脱で先発での出場機会をたくさんもらっている。
そして、ここまでそのチャンスにしっかりと結果を出している。
数字にはほとんど現れてこないが、守備面での貢献もレギュラークラスと全く遜色が無い。

そんな田口選手は、今季終了後にオフに結んだ単年契約(推定55万ドル)が切れてFAとなる。
田口選手は、駆け引きをすることなく、我々のインタビューにも今後カージナルスでずっとプレーを続けたいという意思を明確に語っている。

日本人の“誠意”というものが、辣腕で知られるワォルト・ジョケッティGMに果たして通用するのか、今オフのストーブリーグでしっかりと見届けたい。

理想を言えば、シーズン中、もしくはシーズン終了直後に田口選手の契約延長にサインして、田口選手の労に早く報いてあげてもらいたいものである。

今日の田口選手のヒットは初打席の1本(4の1)に終わり、カージナルスも4対1でカブスに敗れて2連敗。
明日も、同カード第3戦を戦う。