2005年MLB 実況後記

2005/07/24 STLカージナルス VS CHIカブス


東京は最近とても過ごしやすい日が続いているが、試合をお伝えしたセントルイスでは、相変わらずうだるような暑さが続いているそうだ。

先日、アメリカ取材から帰ってきたコメンテーターの上田龍さんもセントルイスが日本よりはるかに暑くて、過ごしにくかったことを語ってくださった。
私も一度NFLの取材で訪れたことがあるが、日本以上の蒸し暑さには驚いた。生ぬるい水膜が身体にへばりついているかのような不快な感覚を今でも鮮明に覚えている。

今日、試合前の気温は34℃(華氏92度)と発表されていたが、中継映像でフィールドにあった温度計は48℃(華氏120度)を示していたことには度肝を抜かれた。 

そんな過酷なコンディションの中で行われたゲームは、カブスがものにした。(シリーズ1勝1敗)
現在ホームランキングのデリック・リー選手のキャリアハイに並ぶ32号2ランホームランをはじめ、ジェラミー・バーニッツ選手(17号)やアラミス・ラミレス選手(26号)にもそれぞれソロホームランが飛び出すなどして、カブスが6対5の一点差ゲームをものにした。

負けはしたものの、ディフェンディングチャンピオン、カージナルスも見事な戦いっぷりだった。
主力選手の怪我に悩まされ、今日もウォーカー右翼手、モリーナ捕手、サンダース左翼手、ローレン三塁手をスタメンに欠いていたが、控えメンバーの活躍で最後までカブスを苦しめた。
誤算だったのは、メジャーに初めて昇格して、出場6試合で2ホーマーを放っているルーキーのジョン・ロドリゲス選手の足首の怪我である。 
途中退場するまで、2打数2安打の活躍だったので余計に惜しかった。

1点をリードされて迎えた9回裏、カージナルスは逆転のチャンスを迎えた。
ワンアウト1,2塁の場面で、今日は途中出場となったアルバート・プホルスが打席に立った。
そのプホルスが放った痛烈なライナーは、ペレス遊撃手の正面に飛び、結局ダブルプレーとなって万事休す。 カブスが逃げ切った。

カブスは今日の勝利で連敗を3でストップしたが、それでも地区首位カージナルスとの差は依然として13ゲームもある。
直接対決があと12試合残っているので、逆転することは可能だが、セントルイスの今日の戦いぶりをみていると、それは現実的ではなさそうである。

カブスとしてはセントルイスが主力選手を9月上旬まで怪我で欠いている隙に、ひとつでも多く勝って、ゲーム差を縮めたい。