2005年MLB 実況後記

2005/07/19 MINツインズ VS BALオリオールズ


ツインズの今日の先発投手カルロス・シルバは、これまで許したフォアボールの数がわずか5個(114回2/3)で、現段階では今季メジャーの先発投手の中、最も四球が少ない投手である。
9イニング平均で換算するとたったの0.39個、6月17日のパドレス戦以来ひとつも四球を許していない。

カルロス・シルバは四球が少ない事もあり、16試合に登板し1試合平均わずか86球で平均7イニング以上の仕事をしっかりこなすという省エネ投手。(7勝3敗) 
ダブルプレーもここまでメジャー最多の24個を奪っており、バックを信頼するリズミカルなピッチングで試合のテンポをうまく形成している。

今日のカルロス・シルバも、例外ではなかった。
平均投球数とまったく同じの86球で9イニングを投げて2失点、1四球という内容。
ヒットを8本打たれたが、ダプルプレーを3つ奪うカルロス・シルバらしいリズミカルな内容だった。
しかし、今日は援護に恵まれず2対1でオリオールズにリードを許してマウンドを降りた。
9回裏にツインズが同点に追いついたので、敗戦投手にはならなかったが、延長11回表に2番手ホアン・リンコン投手がミギュエル・テハダにソロホームランを浴びてオリオールズが勝利。
結局カルロス・シルバの好投は報われなかった。

しかし、今日の試合は延長11回まで突入したにもかかわらず、試合時間は3時間を超えない(2時間58分)、とてもリズムがある試合だった。

試合はリズムがよければ良いほど、観戦(実況)は楽しくなるものである。
アメリカンフットボールも、パス成功率が高く、ボールが動く試合ほど時間の経過が早く感じられ、内容も濃い。
バスケットボールも、攻守交替がクイックで、シュート成功率が高いほど試合にリズムが生まれ、エキサイティングになる。

野球も、四球が少なく投手が小気味よく打たせてとるような試合は、リズムがあって観ていて気持ちがいい。
野手陣もフィールドに立っている時間が短いほど、集中力が持続しファインプレーを連発するものである。
今日もいくつかのファインプレーを見ることが出来た。
特に、これから夏本番で暑さが増してくるとその影響は大きくなる。
三振をどれだけ多く奪えても、四球の多い投手はメジャーではあまり評価されないという理由が、今回のシルバ投手の登板試合を観てよくわかった気がする。

今日は残念ながら勝ち星に恵まれなかったが、まだプロ4年目ベネズエラ出身のカルロス・シルバ投手は、これからも注目したい投手だ。