2005年MLB 実況後記

2005/06/06 SEAマリナーズ VS TBデビルレイズ


野茂英雄投手の日米通算200勝目がかかったマウンドを、太田眞一さんとのコンビでお伝えした。

日本で通算78勝、アメリカで通算121勝。
メジャーでの勝利数が日本での勝利数を上回っているところに、改めて野茂選手の偉大さを感じる。
それだけではない、ルーキーイヤーに奪三振王に輝き(史上4人目)、ノーヒット・ノーランを両リーグで記録(史上5人目)するなど、それ以外にも数々の功績をあげてきた。 
退路を断って未知の世界に挑戦し、成功を遂げた野茂英雄選手のフロンティア精神は、日本人にたくさんの勇気と夢を与えてきた。

今日はそんな野茂選手の歴史的ゲームになるかもしれない中継を担当させて頂いたのだが、残念ながら通算200勝はお預けとなってしまった。

野茂投手は2回までに4点のリードをもらったが、それを守りきれずに6回を被安打11、5失点という内容で降板。
スポーツに“たられば”は存在しないが、3失点を許した5回に、もし、ベルトレの併殺打となるはずのピッチャーゴロを野茂が2塁にしっかり送球してダブルプレーをとっていれば、もう少し違った結果になっていただろう。
その後、味方が同点に追いついたので野茂投手に勝敗はつかなかったが、“勝てるゲーム”であったことは間違いなかった。

ゲームは、9回裏のリッチー・セクソンのサヨナラタイムリーでマリナーズが勝利し、このカードの勝ち越しを決めた。
2試合連続ヒットがなかったイチロー選手は、今日は1安打。
1000本安打まであと6本となった。
また、エイドリアン・ベルトレ選手はこの試合で2安打を放ちプロ8年目にして1000本安打に到達した。
改めて、5年目に達成しようとしているイチロー選手の“安打製造機ぶり”を感じることができた。

今日は大魚を逸してしまったが、明日から再開されるインターリーグに再び興奮を期待したい。