2005年MLB 実況後記

2005/05/24 MINツインズ VS CLEインディアンス


近年、ツインズ対インディアンズのマッチアップは、乱闘騒ぎが絶えない。

前回(5月5日)の対戦でも、危険球をめぐって両チームの選手がダグアウトを飛び出し、一触即発の状態になった。

今日は、ブラッシュバック(仕返しのデッドボール)も予想されたが、数日前、両監督に対してメジャーリーグ機構から、“これ以上問題を起こしたら即刻退場処分にします”という、異例の警告文書が送られていた。

そんな張り詰めた、緊張感の中で行われたライバル対決は、同点で迎えた8回裏に、ビクター・マルチネスの犠牲フライで勝ち越したインディアンズが、2対1でロースコアな投手戦をものにした。
MLB機構の異例の警告の甲斐あってか、トラブルはまったく起きなかった。

だが、ライバリーというのは、常にスポーツの試合を盛り上げてくれるもの。
チーム全員に共通の“敵”が出現すると、チームの結束力はより強固になる。

地元ファンも、乱闘騒ぎなど観たくないが、戦う選手たちに、感情移入できるようなライバリーを、楽しみにしている。
その結果、プレーに一喜一憂するような試合が生まれてくる。
そこに、スポーツの数々のドラマが生まれてきたこともこれまでの歴史が証明している。

ア・リーグ中地区は現在、首位ホワイトソックスが好調を維持している。
ライバル関係はもちろん必要だが、地区優勝争いから脱落してしまっては、それも意味が薄くなる。  
うかうかとはしていられない。ツインズが6ゲーム差、インディアンズが10ゲーム差で、それぞれ首位を追走している。

いずれにせよ、このマッチアップは今後も注目である。