2005年MLB 実況後記

2005/05/23 NYヤンキース VS NYメッツ


1勝1敗で迎えたサブウェイシリーズのラバーマッチ(第3戦)。
この日、チームを勝利に導いたのは、ヤンキース新旧4番打者の松井秀喜とバーニー・ウィリアムスだった。

メッツ3対1のリードで迎えた、8回表のヤンキースの攻撃。
メッツの守備の乱れも重なり、2アウトランナー2、3塁の場面でヤンキースの4番、松井秀喜がメッツ3番手ロベルト・ヘルナンデスの155キロのストレートを、左翼線へ運んで同点となる2点タイムリーを放って
ゲームを振り出しに戻した。
2アウトでランナー1塁で、続くバッターボックスに立ったヤンキースの旧4番、バーニー・ウィリアムスが右翼線へ痛烈なライナーを放ってこれがツーベースとなり、一塁から松井秀喜が好走塁で生還して、逆転に成功。
ヤンキースが5対3で勝利して、シリーズ勝ち越しを決めた。

今日の松井秀喜選手の同点タイムリーと好走塁もさることながら、今年37歳になるバーニー・ウィリアムスもまだまだ健在である。

最近こそ、チーム事情でスタメンを外れるケースも目立っていたがなんといっても、生涯打率.301、2,097安打、1,132打点ゴールドグラブ4回は、ヤンキースの歴代の中堅手のなかでもジョー・ディマジオ、ミッキー・マントルに続く、好成績である。

バーニーは、今日はこのツーベース一本だけだったが、その唯一の一本が、ここぞという場面で出てくるところがヤンキースファンにずっと愛される所以だ。
バッターボックスでの空振りの仕方ひとつとっても、バーニー・ウィリアムス選手には品格を感じる。
まさしく、“トゥルーヤンキー”。(真のヤンキースの一員)

そんなバーニーも、今季が7年8750万ドル(約90億円)の契約最終年となっている。
来年、ヤンキースがバーニーと再契約を結ぶかは微妙だ。
ヤンキースの歴史を大きく支えてきた一員でありながら、最近の起用法に対して文句ひとつ言わないバーニーに対して今オフ、ヤンキースは誠意を示してあげて欲しい。

そんな、バーニーの活躍もあって勝利したヤンキースは、今日で東地区3位のトロントに並んだ。
首位のオリオールズとは4.5ゲーム差、2位のレッドソックスとは2.5ゲーム差まで差を縮めてきた。 
東地区は期待通り面白くなってきた。