2005年MLB 実況後記

2005/05/21 NYヤンキース VS NYメッツ


松井稼頭央選手がやってしまった。

両先発投手が立ち上がりから調子が良くないながらも要所でしっかり抑え、5回を終了するまで1対1の均衡を保っていた。
6回表、相変わらず調子の上がらないザンブラーノ投手がこの回の先頭の松井秀喜にヒットを許したあと、Aロッドに四球、マルチネスを内野ゴロに打ち取るが、続くポサダに再び四球でワンアウト満塁のピンチを招いていた。

しかし、何とか8番バッター、ルーキーのカノーをセカンドへのゲッツーに抑えて、この回も無失点で切り抜けた、、、、と思った瞬間。
松井稼頭央が、ほとんど正面に転がってくる何でもないゴロを処理しきれずタイムリーエラー!

せっかくここ5試合で、勝利に貢献する打点を上げてきて、容赦ないメッツファンからの信頼を回復しだした矢先の出来事だけに失望も大きかった。
それからというもの、稼頭央選手が守備でゴロをさばくとからかいの拍手。
打席に立ったときは、地元のファンにステロイド疑惑の渦中の人物、ヤンキースのジアンビー選手に続いて、大きなブーイングをもらっていた。

”彼らが(メッツ)犯したミスのほうが、我々が犯したミスより致命的だった。”と勝利したトーリ監督が、試合後に会見で語ったミスは、稼頭央選手のミスをさしていたことは間違いなった。

ニューヨークの先輩、松井秀喜選手は試合後、ニューヨークのメディアに稼頭央選手に対するブーイングについての意見を聞かれ、このように語った。
”彼がファンに期待されているからゆえのブーイングだと思う。 きついと思う。
でも、それがニューヨークのファン。 ファンのリアクションは自分ではコントロールできないですからね。”

忘れてはならないのは、序盤に同点に追いつくメッツのタイムリーは稼頭央選手が打っていること。 打撃は調子を維持している。

明日の第2戦。 
稼頭央選手に失敗を恐れないプレーを期待したい。