2005年MLB 実況後記

2005/05/16 AZダイヤモンドバックス VS COLロッキーズ


今季、メジャーでもっともホットなルーキーといえば、ロッキーズのリードオフマン、クリント・バームス選手(26歳)。

ここまで打率(.393)と安打(56本)ともにメジャー全体でトップ。
開幕からわずか32試合で50本のヒットを記録し、2001年にイチロー選手が更新したルーキー記録に並ぶスピードでの達成となった。

地の利もあるが(クアーズフィールド)バームスには長打力もあり、すでにルーキートップの7本のホームランを打っている。

守備も負担が多いショートストップとして毎日、ユニフォームを汚すハッスルプレーの連続。
何事にも全力のバームスのプレー振りは、まるで何かにとり憑かれているかのようだ。

ダイヤモンドバックスのルイス・ゴンザレス選手に“ジーターやアレックス・ロドリゲスのルーキー時代を見ているようだ”と語らせるほど、今注目を浴びている。
今日の日本語コメンタリーのコンビを組んだ、レッドソックスの元スカウト、牛込惟浩さんもバームスの反対方向へ打てるバッティングを観て、”この選手はいいですよ!!!”鼻息を荒くしていた。 

今日のバームスは11試合連続安打となるヒット1本を打ちはしたものの、その一本だけに終わり、試合もロッキーズが4対5で敗れて、昨日に続いて2連敗(10勝25敗)。
さすがに、1人のルーキーに頼って勝ち続けるほどメジャーは甘くない。

今季のロッキーズは再建の年。 
エラーの数も現在メジャートップの31個。
11人のルーキー(メジャー最多)をここまで試合に出場させていることもその不名誉な記録に貢献している。  
“産みの苦しみ”を味わいながらロッキーズは今季を戦っている。
その中からあと1人でも、クリント・バームス級のルーキーが出現してくれば、フロントとしては御の字であろう。

今季ロッキーズが浮上してくることは難しそうだが、クリント・バームス選手にはこれからも注目したい。