2005年MLB 実況後記

2005/05/09 KCロイヤルズ VS BALオリオールズ


今日は気温20度、暖かい春の日差しに恵まれたアメリカで最も美しいといわれる球場のひとつ、カムデンヤードでの試合。

MLBの中継では、野球の中継映像の基本となるカメラアングル、PC間(ピッチャー・キャッチャー間)の映像に、バックネット裏で観戦するお客さんの顔や表情がいつもしっかりと映し出されている。 
今日は現地が母の日だったということもあって、老婆の姿が多かったのは私の気のせいだろうか。
そういえば、現地放送局が選ぶ”今日のファン”にめでたく選ばれていたファンも、仲が良さそうな老婆二人組であった。 
お客さんを観察するのも、メジャー観戦の面白さのひとつだ。
選手たちも胸にピンクのリボンをつけて、それぞれがお世話になっている母に感謝の意を示していた。

試合は、5回までにロイヤルズが8対1で東地区首位のオリオールズをリードする意外な展開であった。

しかし、アメリカンリーグトップを誇るオリオールズ打線が6回裏に目を覚ますと、一挙に7点を入れてゲームは振り出し。
7回にも、チャンスを作ったオリオールズがこのままの勢いで逆転勝利するのかなと思ったが、
同点で7回1アウト満塁の場面でマウンドに上がったロイヤルズのルーキークローザー、アンビオリックス・バーガス投手(ドミニカ出身21歳)がとてもルーキーとは思えない堂々としたピッチングで打者二人を連続三振に仕留めてピンチをあっさりと乗り切った。 
続く8回のロイヤルズの攻撃で1点のリードをもらってからもバーゴス投手は最後までオリオールズ打線をパーフェクトに抑えて、見事記念すべきメジャー初勝利をあげた。
終盤のプレッシャーがかかる場面での見事のピッチングであった。

バーゴス投手の、「ドミニカで投げる試合のプレッシャーの方がいつも厳しい。
今日のゲームはプレッシャーなどまったく感じなかった。」という試合後のコメントも頼もしく、将来が非常に楽しみな選手だ。

5連敗中のロイヤルズにとっては5月1日以来の勝利となった。(8勝23敗)
明日からは、トロントに移動してブルージェイスと3連戦をたたかう。
敗れたオリオールズはこれで連勝を3でストップ。
明日からはホームにツインズを迎えての3連戦を戦う。