2005年MLB 実況後記

2005/05/04 KCロイヤルズ VS CHIホワイトソックス


井口資仁選手に待望の一発がついに出た。

その瞬間は3回裏、2-0でロイヤルズリードの場面でやってきた。
2アウトランナー1塁で、井口選手に打順が回ってくると、ロイヤルズの先発、左腕ブライアン・アンダーソンのストレートを弾き返した打球は、放物線を描いてレフトスタンドに吸い込まれていった。
メジャー第一号ホームランは、同点に追いつく2ランホームランとなった。

だが、今日の井口選手はそれだけではなかった。

8回裏に、メジャー移籍後初となるこの日4本目(4打数4安打)のヒットで出塁すると、つづくカール・エベレットのタイムリーで決勝点となった5点目のホームも踏み、2打点、2得点の大活躍でチームの5-4の逆転勝利に貢献した。

今日のゲームは、ホワイトソックスにとってもMLB新記録のかかった歴史的なゲームであった。

開幕から25試合連続で必ず試合で一度はリードを奪ってきたホワイトソックスは、1955年のブルックリン・ドジャースのメジャーリーグ記録に並んでいたのだが、今日の勝利でメジャーリーグ新記録となる、26試合連続でリードを奪うというMLB新記録を樹立した。

そんな大きな意味を持つゲームで、今季最高のパフォーマンスをする井口選手がとても頼もしくみえた。
ホームランを打った後にダグアウトに戻ってきた井口選手が、チームメートに出迎えられてもみくちゃにされて祝福を受けていた。 いいチームの雰囲気が伝わってくる光景であった。
この一発で、井口選手の居心地はさらに良くなり、これからも活躍しそうな予感がする。

好調なホワイトソックスは開幕から中地区の首位をキープし続けており、メジャートップの勝率で快走している。
ちなみに、前記の1955年のブルックリン・ドジャースはその年にワールドチャンピオンに輝いた。
1919年のあの八百長事件”ブラックソックス事件”以来ワールドシリーズ出場がないホワイトソックスだが、今年はもしかすると、もしかするかも、、、、

期待は膨らむばかりだ。