2005年MLB 実況後記

2005/05/01 STLカージナルス VS ATLブレーブス


ペースボールライターの上田龍さんとのコンビで、1950年以来となる通算2000勝監督同士の対戦を担当した。

ゲームは2対1でリードを許していたブレーブスが、8回裏に代打のチッパー・ジョーンズが押し出しのファアボール選んで同点においつくと、続く9回裏にこの回の先頭打者のラウル・モンデシーがサヨナラホームランを放って、3対2で勝利した。

昨日まで2試合連続で先発出場した田口壮選手は、今日は9回の守備から途中出場し、打席はまわってこなかった。

今季のカージナルスは昨年までと田口選手の扱いが明らかに違うように思える。

カージナルスはたびたび、長期の連戦に備えてリリーフピッチャーを1人補強し、人数あわせのために野手をひとり降格させ25人のアクティブ ロースターをやりくりする。 
昨年までのカージナルスならば、その際に田口選手を降格要員としてピッチャーを1人昇格させていたが、今季は田口壮の名前さえも浮上してこない。
現に、昨日トリプルAからケビン・ジャービス投手を昇格させたカージナルスは、内野手のヘクター・ルーナ選手をマイナーに送っている。

ここまで14試合に出場して、打率が3割7分、7打点、ホームランもすでに一本打っている田口選手は、知将ラルーサ監督の信頼する貴重な“オプション”なのだ。

昨年までのわずか半分の年俸でカージナルスと1年契約を結んだと言われている田口選手が、ビッグネームばかりが揃うカージナルスの外野陣のなかで、存在感を示していることを日本人として誇りに思う。