2005年MLB 実況後記

2005/04/23 STLカージナルス VS HOUアストロズ


3連戦の第一戦。
カージナルス田口壮選手の今季3試合目の先発試合をスポーツジャーナリストの出村義和さんとお伝えした。

開幕から好調をキープしている田口選手はこの試合でも、チームの先制点となる2点タイムリー、好判断な走塁、堅実な外野の守備、まさしく走攻守すべての面で大活躍。
現地中継で選ばれるゲームMVPにも選出されて、文字通りカージナルスの勝利に大きく貢献した。

だが、両軍あわせて、11個のフォアボールと3個のデッドボールを記録する、大味な内容のゲームとなった。

カージナルスは5回までに、アルトロズに7点リードして楽勝ペースと思われたが、終わってみれば8-7という1点差ゲーム。
最後は、クローザーのイズリンハウゼンが今季6セーブ目をあげて逃げ切るものの、自慢の中継ぎ陣は総崩れ、昨年のNLチャンピオン、カージナルスらしからぬゲームであった。

最後は力尽きたが、むしろゲームを最後まであきらめずに戦ったアストロズに、賞賛を送るべきなのかもしれない。 
さすがに、昨年カージナルスが唯一シリーズを8勝10敗と勝ち越せなかった相手である。

試合終了後、出演者控え室に帰ると、30分遅れてスタートしたはずのベテランコンビの牛込唯浩さんと石川顕アナが中継を終えて、すでに食事をすませていた。

試合終了時刻を追い越されてしまい、すこし悔しい気持ちだったがそんな気持ちを大先輩、石川アナの一言が吹き飛ばしてくれた。

”あの、32代目フランクリン・ルーズベルト大統領は、8-7の野球ゲームが一番エキサイティングでおもしろいと語ったそうだよ、近藤君、面白いゲームでよかったね”

なぜか、今度はとても得した気分になれた。

さすが、アナウンス暦40年以上のベテラン。とても、ポジティブだ。
石川さん、ご指導ありがとうございました。