フロリダ取材2日目は、宿泊しているセントピーターズバーグから車で30分ほど北に走った、
トロント・ブルージェイスがキャンプを行っているデュ二ディンという町に向かった。
朝から少し雲が多く、ところどころでシャワーが降る安定しない天気だったが、
今季初めての紅白戦が開始予定となっている11時にはすっかり晴れあがり、
フロリダはいつもの天気をとりもどしていた。
今季注目のア・リーグ東地区、そのア・リーグ東地区にあるトロント・ブルージェイズに、
大家友和投手の入団が決まり、ますます注目の日本人対決が増えることになりそうだ。
今日はそんな大家投手が紅白戦で登板する予定になっていたのでキャンプ地に向かったのだが、来ていた日本人のマスコミは私を含めてわずか二人だけであった。
大家選手のマスコミ嫌いは記者の間ではもともと有名なのだが、
今年はさらに拍車がかかっていた。
この日、紅白戦での今季初登板が決まっていたのでまず簡単な挨拶だけをしに行くと、
ウォーミングアップをしていた大家選手の第一声はとても素っ気無かった。
”何しに来はったのですか? 僕のところに取材に来てもお金にならないのに。”
と、
相変わらずの天邪鬼ぶりであった。。。。。
私と大家投手は同じ大学で、しかも、同郷の出身で知らない仲でもないはずなのに。。。
それはさておき、取材初日はいつもこういう感じだと心に言いきかせ、
そのまま紅白戦の取材をおこなった。
大家投手の獲得を決断したリチャーディGMがネット裏で見つめる中、
大家投手は紅白戦のマウンドに上がった。
今季初めての登板ということもあってか、立ち上がり少しぎこちなさそうだった大家投手は
いきなり3連続シングルを浴びてを失点許すが、その後は持ち前の粘り強さでしっかり後続を抑えていた。
ほとんどストレートを中心に1イニング23球を投げて、
打者6人と対戦し、3安打、1失点というまずまずの内容であった。
試合後の大家投手のコメントは、
”投げた感触? こんな感じやないですか。 まだこれからどうなるかって感じですね”
と、いつまでも、素っ気無かった。。。
ここ2シーズン、怪我に悩まされてリズムとバランスを崩し気味の大家選手にとって、
今季は結果が重要になるシーズンになることは間違いない。
本人もそれを一番理解していることだろう。
獲得に動いたリチャーディGMは
“大家は調整が順調にすすんで怪我をしなければおそらくローテーション入りするだろう”
と、経験豊富な大家選手への期待が伺えるコメントを残していた。